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黒い画集 ある遭難 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 黒い画集 ある遭難
製作国
上映時間87分
劇場公開日 1961-06-17
ジャンルドラマ,サスペンス,アドベンチャー,シリーズもの,モノクロ映画,ミステリー,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 この作品、山の厳しさがよく出ていたと思います。槍ヶ岳の頂上からの美しい風景にうっとりしたのもつかの間、数十分後には霧が巻いてきて天気が一遍します。山が牙をむいて人間に襲いかかってくる様は緊迫感があってよかった。児玉清の極限状態で精神的に蝕まれていく演技が一層、山の厳しさを引き立てました。ただ、ミステリーとしては無理があった。長期天気予報を見てこなかった。わざと休憩を多く取って疲れさせた。立山の地図を持っていかなかった。さすがにこれだけの情況証拠で殺人を認めさせるのには無理があります。江田が動機を語りだしたのにも正直驚いてしまいました。登山の最中、槙田がねちねちと江田を口撃して追いつめていったのは古畑任三郎みたいで面白かったけど・・・ 山より何より、わずかな出演にも関わらずあまりの美しさに私の心をわしずかみにした香川京子さん。ラスト、「山はまた二人の命を奪ってしまった。」とさらりと言い放った香川京子さん。あなたが一番残酷でした。
スノーモンキーさん [DVD(邦画)] 7点(2014-12-23 13:07:03)
その他情報
作品のレビュー数 10件
作品の平均点 6.20点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.98
このレビューの偏差値 58.33
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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