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《ネタバレ》 まあまあな出来だと思うけど、ビリー・ワイルダー作品にしてはいまいち物足りなかった。ジャック・レモンが鬱設定で、いつものように明るく軽快な動きがあまり見られなかったからです。ストーリーも淡々と進んでいき、最後もお得意のどんでん返しもなくあっさり終わっちゃいました。ストーリーはラグビーの試合中、カメラマンのヒンクルが勢い余ったジャクソンに体当たりされ病院送りに。怪我は大したことなかったが、悪徳弁護士で義理の兄でもあるギングリッチが、重症であることを装い賠償金をせしめようと画策するというもの。元妻のサンディも、ヒンクルの寄りを戻したい気持ちを利用し、ギングリッチに加担します。責任を感じ、ヒンクルを懸命に看病するジャクソンを見ていると、とても遣る瀬無くなってくる。最後も報われることなく終わっちゃったし。全て鑑賞しているわけではないが、ビリー・ワイルダー監督作品って登場人物が人情味に溢れ温かい物語というイメージを持っていました。こんなにも「情」のない映画って異例なのでは。
【スノーモンキー】さん [DVD(字幕)] 5点(2014-12-31 13:17:07)
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