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《ネタバレ》 おそらく今まで観たタイムスリップ作品の中でこれ以上にふわふわしたものはないだろう。ふわふわしたというのはタイムスリップの方法もそうだが劇中で繰り広げられる恋愛劇もそうだ。何か地に足が着いた心地がしない。まるで夢でも見ているかのよう。それを作り手が狙ったのだろうか。
多くの感想の中でこれは彼の妄想なのではないかという意見は興味深い。これが彼の妄想だったならこのふわふわしたものの辻褄が合ってくる。自己催眠というとんでもないタイムスリップの方法も、彼の一方的過ぎる情熱に彼女が驚くほどすんなり応えてくれることも、彼の想像の産物ならありえる。 個人的には現代に戻って来てからもう一展開あればとも思ったがこれはそういう映画ではないらしい。これは悲恋なのだ。あまりのショックに衰弱して死んでしまう彼も悲劇だが、彼がいなくなって数十年彼を探し続けていた彼女のことを想像すると気が遠くなるし切ない。 それにしてもクリストファー・リーヴはスーパーマンのイメージが強いが背が高くハンサムで笑顔もまぶしく素敵な俳優だったと再確認。ジェーン・シーモアはあまり知らなかったがとても美しくこれなら一目惚れも無理はないかなと思わせる。 ホテルの彼女の写真が撮られたシーン。素敵な瞬間だった。 【⑨】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-03-12 23:24:50)(良:1票)
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