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アデル、ブルーは熱い色 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 アデル、ブルーは熱い色
製作国仏,スペイン,ベルギー
上映時間179分
劇場公開日 2014-04-05
ジャンルラブストーリー,同性愛もの,漫画の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 この映画の原作がコミックだと知ったのは映画を観終わってからだった。コミックの主人公の名はクレモンティーヌ。映画ではタイトルにもなっているアデル。

なぜ主人公の名をタイトルにしたのかは映画を観ると察することができる。この映画が秀逸なところはアデルを演じるアデル・エグザルコプロスのいろいろな表情を自然に捉えているところだ。喜怒哀楽だけではない。恋人への視線に現れる期待や不安、近くにいるはずなのにふと感じる寂しさ、人物との距離感と彼らに向けられる様々な表情を極自然に捉えているように感じた。原作のクレモンティーヌではなく演じる女優と同じ名を主人公に与えたのはそういった演技を引き出すためだったのかも知れない。

レア・セドゥーとの激しい性描写が話題だが物語は普遍的なラブストーリーだ。一目惚れ、情熱的な恋、破局。それが運命的な恋だったとしても人生は続いていく。少女は大人の女性に変わりまた新たな恋に出会うのだろう。その過程を見事に切り取っている。きっと観る側の精神状態によってもいろいろな表情を見せる映画だと思う。もちろん多くの映画がそうだろうが特に本作はそう感じた。
さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2015-12-30 18:12:15)
その他情報
作品のレビュー数 21件
作品の平均点 6.76点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.41
このレビューの偏差値 56.22
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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