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《ネタバレ》 クリスチャン・ベイル扮するモーゼとジョエル・エドガートン扮するラムセスは兄弟のように育った二人。だがどう育ったかなどは描かれず本編が始まる。二人が対峙するシーンは何度もあるのだが二人のドラマが描けていないせいで盛り上がらない。
今この物語を映画化する意味はどこにあるのか?現代的なドラマの盛り付けもないのであれば現代のCG技術で災厄を描きたかったのか?ただその災厄シーンも別段褒めるところも無いように思える。山道を走る戦車が崩れ落ちていくシーンで眠たかった目が覚めてきたからあのシーンは印象に残ったのだろうが、あんな戦車が走れる山道って一体誰が整地したんだよとすぐにツッコミに変わってしまった。 リドリー・スコットのことだからディレクターズ・カットが存在するのかもしれない。だとしたらあの希薄なドラマ性も分からなくもないが脚本家が四人クレジットされているところを見ると脚本の完成にかなり錯綜したのでは。 どちらにしろ現段階ではこの映画を高く評価することはできない。 【⑨】さん [映画館(字幕)] 4点(2015-02-08 02:32:03)(良:1票)
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