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《ネタバレ》 いやあ、凄まじい。テレビで観てこう思うんだから劇場で観た人は震えあがっただろう。当時は事故の報道が連日されていたが環境面での話題の印象しかなく恥ずかしながら11人の死者が出ていたことも知らなかった。
どういう事故が起こるかコーラを使って説明されてもやっぱり専門家でもないしわからないところもあるのだが、不穏な雰囲気はビンビン伝わる。あれよあれよという間に取り返しのつかないことになっていく描写は見事だ。事故のことを知っているもんだから油まみれになっていく作業員に「早く逃げろ」と思わず言いたくなる。何とかしようとする作業員の行動も空しく起こるべくして起こる大惨事。その描写が本当に凄まじい。多くの大作でこういう映像は観慣れていると思っていたが爆発が起こる度に「うわあ」と声が出てしまう。「ローン・サバイバー」でもそうだったがこの監督は痛々しい描写が妙に上手い。カート・ラッセルが爆発で吹っ飛んでいく描写も凄まじいが足に刺さったガラス片を抜くところなど「あ~、痛い痛い…」と今回は映画を観ながらよく声が出た。家で観たから大いに声が出せましたよ! 事故が起こったけど手がつけられないし逃げるしかない!もうこれに尽きる。人間ドラマは希薄だがとってつけたようなドラマばかり見せられてもと思うしある意味潔いか。それにしても環境面で影響がある仕事でこういう杜撰な管理がされていてはたまらない。希望的観測が許されない仕事は石油採掘だけではない。いや、他人事ではないな。一人一人が自分の仕事はきっちりやらなきゃいけない、至極当然のことを思いましたよ。 【⑨】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2017-10-24 01:17:10)
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