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夜の大捜査線 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 夜の大捜査線
製作国
上映時間109分
劇場公開日 1967-10-25
ジャンルアクション,ドラマ,サスペンス,シリーズもの,犯罪もの,刑事もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 黒人がエリートで白人はクズという、当時の観客からすると意表を突いた設定。思い込みだけで逮捕したり街の有力者の言いなりだったりという腐った田舎の警察署長(白人)と都会からきた敏腕刑事(黒人)の二人を軸に展開する、いわゆる「バディ・ムービー」である。最初は反発しあっていた二人が事件を通じて協力関係になり、いつしか友情を築くというパターンだ。この手のものだと二人の関係がドラマチックに変わり最後は無二の親友みたいになるみたいなベタベタな展開も多いが、さすがにこれはアメリカン・ニュー・シネマだけあって、そこは苦く抑えられていて胸焼けしない。ちなみにこの作品、スパイク・リーによる「映画制作者になりたい人は必ず見ておいたほうがいい映画」のひとつに数えられている。作品を見てからプロットを書き出してみたのだが、導入でのさりげない伏線、主人公二人の対比、豊かな個性の脇役、巧みなミスリード的展開、中だるみさせないタイミングのよいアクションシーンの挿入、主人公たちの和解と別れにおけるカタルシスなど、まさにプロットのお手本とも言っていい要素が豊かに詰まっている。オフビートで苦い雰囲気の映画だが、つくりは実にまともなのである。
こころはタマゴさん [DVD(字幕)] 9点(2015-04-11 07:00:57)
その他情報
作品のレビュー数 78件
作品の平均点 7.22点
作品の点数分布
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1056.41%
作品の標準偏差 1.45
このレビューの偏差値 58.51
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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