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トンマッコルへようこそ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 トンマッコルへようこそ
製作国
上映時間132分
劇場公開日 2006-10-28
ジャンルドラマ,コメディ,戦争もの,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 監督はジブリが大好きなのだろう。音楽に久石譲を呼ぶくらい、ところどころにリスペクトが散りばめられている。冒頭の不時着シーンからして掴みは完璧。そして連合国軍、韓国軍、人民軍の三者三様が如何にしてトンマッコルに集まるのか興味心身だったが、対立から和解まで過程に中弛みが生じてしまうのが惜しい。しかも、後半から徐々に強引な方向に転がり込んでいき、カン・ヘジョン演じる頭の弱い村娘が観客の憎悪を煽るためだけに殺されるのはあまりにも安易。また、ある意味中立的だった連合国軍の兵士を帰して、韓国軍・人民軍の5人で村を守るために散っていくシーンはもはや自己満足の領域で気持ち悪さすら感じてしまう。無駄死にせずとも村人を避難させるだけで十分なんじゃ・・・。90分くらいに収めて、インディ・ジョーンズみたいなアドベンチャーとして描いた方がずっと楽しめた。微笑ましく素敵なシーンはあり、完成度は決して低くないのに、余計な政治的主張が強すぎる。皮肉にも近年のジブリがしている独り善がりをこの映画でもリスペクトしてしまった。評価は、4点(内容)+1点(音楽)で。
Cinecdockeさん [DVD(字幕)] 5点(2015-07-15 21:33:42)
その他情報
作品のレビュー数 37件
作品の平均点 5.86点
作品の点数分布
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6718.92%
7616.22%
8513.51%
925.41%
1012.70%
作品の標準偏差 1.88
このレビューの偏差値 47.54
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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