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ペルセポリス のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ペルセポリス
製作国
上映時間95分
劇場公開日 2007-12-22
ジャンルドラマ,アニメ,モノクロ映画,政治もの,青春もの,歴史もの,伝記もの,漫画の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 イラン版ちびまる子ちゃんって感じ。主人公のマルジは生意気で可愛げもない感情移入とは程遠いキャラクターで、恐らく原作者の自虐や自戒を含めた描写だろう。これによって祖母の「いつも公明正大に」の台詞が際立ち、単に彼女の成長物語としても見れるものとなっている。モノクロでしか出来ない表現を惜しげもなく使い、宗教で凝り固まったイランをデフォルメに風刺、日本やアメリカとは違う独創性があった。裕福な家庭だからできることなのだが、自らのアイデンティティーに悩み、欧州との溝に打ちのめされて戻ってきた彼女が、閉ざされたイランから再び飛び出し、新天地のフランスで「イランから」と自信と誇りを持って言う。彼女の強い決意と希望が感じられた。
Cinecdockeさん [DVD(字幕)] 8点(2015-01-17 11:15:11)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 12件
作品の平均点 7.08点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.19
このレビューの偏差値 56.50
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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