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《ネタバレ》 日本公開時、話題になっていたね。
食材になっていく動植物の大量生産が如何に行われているかを淡々と観察しているだけ。 SF映画のような工場で、システマティックにルーティンワークを繰り返していく労働者たち。 自分の運命を悟って震える牛の頭部にスタンガンを当て、倒れて吊り下げられて、 喉を裂かれ、大量の血と吐瀉物が滝のように地面に流れる。 スーパーに並べられている大量の肉には多くの犠牲と工程の上に成り立ち、 心身に多大な負担の掛かる仕事を誰かが請け負わなければならない。 そういう意味でのこの邦題なのだが、宗教観的に"我々の日々の糧"というニュアンスから大きく外れていて、 もう少し何とかできなかったのか。 「命を美味しく頂きます」と言われて、感謝する家畜など存在しない。 私がその名前のない家畜に生まれなくて良かったと思うと同時に、 簡単に安価に手に入る食材を提供してくれる人たちに思いを馳せたい。 【Cinecdocke】さん [インターネット(字幕)] 6点(2025-04-30 11:22:25)
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