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ベンジャミン・バトン/数奇な人生 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ベンジャミン・バトン/数奇な人生
製作国
上映時間159分
劇場公開日 2009-02-07
ジャンルドラマ,ファンタジー,ミステリー,ロマンス,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 画に対するこだわりが随所に感じられるも、言わなければデヴィット・フィンチャーの映画だとはほとんど気付けないだろう。アメリカの現代史とリンクする点では『フォレスト・ガンプ』に近いが、ベンジャミンは表舞台に立つことはない。逆行していく男の人生をあたかも普通の人たちと同じように淡々と綴っていくだけだ。特に時間という概念が強調される。少しの誤差でデイジーには違った人生があったかもしれないし、互いの適齢期が交差したときに生じるささやかな日々ですら愛おしく感じる。だからこそ終盤、歳を取るごとに若者になっていくベンジャミンと老けていくデイジーの対比が孤独感を増していくようで切なかった。彼はいろんな人々に出会い、その人たちもどこかで影響を受けて、それぞれの人生を生きていく。時が経つに連れ、余韻という水が喪失感を埋めるように少しずつ心を満たしていく。そんな作品。
Cinecdockeさん [DVD(字幕)] 7点(2018-03-31 20:57:04)
その他情報
作品のレビュー数 183件
作品の平均点 6.51点
作品の点数分布
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1042.19%
作品の標準偏差 1.64
このレビューの偏差値 51.84
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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