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《ネタバレ》 美談ならではの胡散臭さがある。
「それならなぜ他の黒人も救わないのか?」と。 少年の恵まれた体格を見るに、そういう打算もあったかもしれないし、 キリスト教的慈善事業の背景も、日本では理解しがたい複雑な事情もあるだろう。 何もしない第三者が偽善だとあーだこーだ叩いたところで、 サンドラ・ブロック演じる母親は「やかましいわ」と一蹴する。 それだけ肝の座った芯の強いヒロインを体現していて清々しかった。 彼女がいなければ、この映画自体空中分解してもおかしくなかった。 全体的に悪い映画ではないが、ああ取り上げられてしまった以上、 あの家族が転落しないことを切に願うばかりである。 【2025年追記】 案の定、モデルになった選手が2023年に養子縁組を巡って家族を提訴していたようだ。 大金も人種問題も大きく絡むだけに何とも言えない気持ちになる。 【Cinecdocke】さん [DVD(字幕)] 5点(2017-03-09 22:40:43)
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