| 作品情報
レビュー情報
《ネタバレ》 確かに完成度は高いが、釈然としない。ここまで都合良く行くも行かないも、あくまで"寓話"でしかないからだ。一番問題なのは「双子を巻き込む必要はあったのか?」ということ。双子に限らず、対岸の火事でしかない悲惨な戦争の事実を我々も知るべきかもしれない。ただ、出生の真実まで知ったところで二度と笑顔にはなれないし、罪のない双子に深い業を背負わせたところで何が生まれるというのだ? 回りくどいことをせず、同僚に任せて、"父"と"兄"に手紙を渡せば良いだけだと思うが。以前、誰かが的を得た発言をした。「墓場の中まで持っていく話」。その通りだと思う。
【Cinecdocke】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-01-10 19:21:51)
その他情報
|
© 1997 JTNEWS |