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ひろしま(1953) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ひろしま(1953)
製作国
上映時間104分
ジャンルドラマ,戦争もの,モノクロ映画,学園もの,歴史もの,実話もの
レビュー情報
《ネタバレ》 本編のドキュメンタリーが放送されていたため、視聴するには良い機会だった。原爆投下からわずか8年で大作を撮った、いや撮らなければならなかった関係者の強い憤りと訴えが、作品の粗に怯まず、執念としてフィルムに焼き付ける。原爆投下後から数年後に浮上した原爆の後遺症が、戦争孤児がその地盤を強固なものにする。現代のCG技術、メイク技術ならより凄惨な描写をカラーで再現できても、被曝して時が経っていないからこその生々しさには迫れないだろう。名も無き多くの人々が原爆によって死んだことを突き付ける、ラストの演出が強烈なインパクトを残す。語り部も少なくなり、核兵器禁止条約に触れないどころか、むしろ国を守るために憲法改正だ、核を持てという意見も散見し、この叫びが無力で虚しいものはない。劇映画の体裁を取った"記録映画"として貴重な作品。
Cinecdockeさん [地上波(邦画)] 8点(2019-08-18 01:39:49)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 11件
作品の平均点 7.55点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.44
このレビューの偏差値 52.20
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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