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バーニー/みんなが愛した殺人者 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 バーニー/みんなが愛した殺人者
製作国
上映時間99分
劇場公開日 2013-07-13
ジャンルコメディ,犯罪もの,実話もの
レビュー情報
《ネタバレ》 ブラックコメディと銘打っているが、クスりとできるシーンは少なく、シニカルなシリアスドラマの側面が強い。インタビューされる住民が俳優ではない本人が演じているため、フィクションとドキュメンタリーの境界を行き来している不思議な感覚に陥る。その境目を突くように、人間は善悪では二分できない複雑な内面を持つ生き物であることを浮かび上がらせる。胡散臭い偽善者に見えるバーニーは最後まで裏表のない打算のない善人であり、確かに小心者で勇気がなかったが、すぐに自首していたら終身刑にならなかったかもしれない。では、彼をマスコット扱いし、事件をややこしくさせた住民の方が悪人に見えるが、悪意がないだけにタチの悪い結末だ。人を信じること、裁くことの難しさを改めて問いかける。判決前の画面に突き刺さるような視線が忘れられない。
Cinecdockeさん [DVD(字幕)] 7点(2015-06-02 19:34:44)
その他情報
作品のレビュー数 7件
作品の平均点 6.86点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.35
このレビューの偏差値 61.67
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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