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手紙は憶えている のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 手紙は憶えている
製作国独,カナダ
上映時間95分
劇場公開日 2016-10-28
ジャンルドラマ,サスペンス,戦争もの
レビュー情報
《ネタバレ》 ストーリーは気になっていてはいたが、今まで見る機会を逃していた。復讐もののはずなのに、序盤から認知症のおじいさんと旅先の人々との交流を描いたロードムービーで呆気に取られる。こんな状態で本当に目的を達成できるのか。ところが次第に違和感が浮上していき、ユーモラスに紡がれるシーンが挟まれていたからこそ、血の凍りつく顛末が何倍にも際立った。当時の記録映像や回想に頼ることなく、小道具だけで虐殺の視点を反転させる演出は見事。"ユダヤ人"として戦後生きてきた男が、実際はナチ看守だった主人公に深い絶望を与えるやり方がえげつなくて、被害者はいつまでも"憶えている"。その業と執念が強烈に焼きつく。"手紙"という脚本通りに事が進むのかは目を瞑っておくとして、クリストファー・プラマーの貫録ある熱演のお陰で高品質のサスペンスに仕上がっている。あまり予備知識を持たずに見て正解の掘り出し物。
Cinecdockeさん [インターネット(字幕)] 8点(2018-12-02 23:42:07)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 28件
作品の平均点 7.32点
作品の点数分布
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6621.43%
7725.00%
81139.29%
9310.71%
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作品の標準偏差 1.04
このレビューの偏差値 56.31
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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