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スリー・ビルボード のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 スリー・ビルボード
製作国米,英
上映時間115分
劇場公開日 2018-02-01
ジャンルドラマ,サスペンス,コメディ,犯罪もの
レビュー情報
《ネタバレ》 「怒りは怒りを来す」。そこからどう抜け出すかが本作のテーマだろう。三枚の看板から始まった波紋から、事なかれで終わそうとする警察とそれでも闘い続ける遺族の母親。善と悪の二元論では決まらない、灰色の人たちの鬱屈は多くの人たちを傷つけていく。だが、そこまでいかなければ腹を割って向き合うことができなかった。対立するミルドレッドもディクソンも言動が極端で感情移入すら許さない。しかし、署長の手紙とぶつかっていく過程で少しずつ穏やかになっていくのは印象的だった。愚かで弱くてどこか愛おしい。完璧な人間なんていない。どこかで答えを見つけなければならない。そこらへんがリアルだとは思うが、そういうモヤモヤを求めたくない、痛快な娯楽大作みたいに白黒つけた明確な落とし所を求める人には向かないだろう。二人の行く末は明るくないが、最初の二人とは明らかに違っていて、決して暗くないはずだ。
Cinecdockeさん [DVD(字幕)] 6点(2018-08-12 13:08:15)
その他情報
作品のレビュー数 57件
作品の平均点 7.18点
作品の点数分布
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100.00%
223.51%
311.75%
411.75%
523.51%
6610.53%
71831.58%
81933.33%
9610.53%
1023.51%
作品の標準偏差 1.61
このレビューの偏差値 45.48
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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