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千と千尋の神隠し のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 千と千尋の神隠し
製作国
上映時間125分
劇場公開日 2001-07-20
ジャンルアドベンチャー,ファンタジー,アニメ,ファミリー
レビュー情報
《ネタバレ》 19年もの間、歴代興行収入トップを守ってきた作品としてしか見なかった。
子供の時に見るのと、大人になって見るのとではかなり印象が変わる映画で、
突然"社会"に放り投げ出された千尋が通過儀礼を通して、はじめて"生きること"と向き合うようになる。

名前という個を奪われて、社会の歯車になる。
お金がないと何もできない、理不尽な現実と如何に折り合いをつけていくか。
だから大団円にはならない。

もっとも宮崎駿特有の隠喩やバックストーリーが張り巡らされていて、
水流=初潮、油屋=ソープランドとかなりアングラだったり、
千尋の母が冷淡なのは、ハク=千尋の兄が死んだからという考察もあるくらいだ。

侘しさを感じさせるエンドロールを前に、千尋はここで過ごした記憶は風化されるかもしれないが、
その体験を糧に人生と闘っていくのだろう。
生まれてしまった以上、配られたカードで勝負していくしかない。
Cinecdockeさん [映画館(邦画)] 7点(2022-10-22 11:35:52)
その他情報
作品のレビュー数 888件
作品の平均点 6.42点
作品の点数分布
0171.91%
1252.82%
2293.27%
3444.95%
4687.66%
510611.94%
612614.19%
713114.75%
814516.33%
911613.06%
10819.12%
作品の標準偏差 2.46
このレビューの偏差値 50.95
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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