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2人のローマ教皇 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 2人のローマ教皇
製作国英,米,伊,アルゼンチン
上映時間125分
劇場公開日 2019-12-13
ジャンルドラマ,コメディ,伝記もの,配信もの
レビュー情報
《ネタバレ》 バチカンを舞台にした、新旧ローマ教皇の小品な会話劇。これだけ見ると堅苦しい題材であるが、ジョナサン・プライスとアンソニー・ホプキンスのベテラン二人による自然体あふれる好演と、ユーモラスな台詞の応酬が心地良い。保守派と改革派の対立する二人に及ぼした背景と、犯した重い罪による苦悩、そして再生までを丁寧に描く。お互いに影響を受けながらも氷解した関係になり、ファンタ片手にピザを食べたり、W杯中継に興じるシーンが微笑ましく、彼らもまた完璧ではないどこにでもいる人間なのだと親近感が湧く。軍事政権下のアルゼンチンの混沌とスラムの貧困描写は監督らしい。来日した現教皇のスピーチに違和感を持った人は少なくないと思うが、会社もトップも変化の意思がなければ社会も人も変えられないし、誰もが自分の世界に引き籠っている"無関心のグローバル化"への警鐘は、本作を見て説得力はあったと言える。
Cinecdockeさん [インターネット(字幕)] 7点(2020-01-05 10:09:28)
その他情報
作品のレビュー数 7件
作品の平均点 7.57点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.73
このレビューの偏差値 39.23
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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