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レ・ミゼラブル(2019) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 レ・ミゼラブル(2019)
製作国
上映時間104分
劇場公開日 2020-02-28
ジャンルドラマ,サスペンス,犯罪もの
レビュー情報
《ネタバレ》 フランス版『トレーニング・デイ』。

冒頭の人種もルーツも隔てないワールドカップの熱狂と連帯感から一転して灰色のある一日、
危うい均衡を保つゲットーの閉塞感が、三人の警官を通してダイナミックに伝わる。
通常の対応ではままならず、過剰防衛と隠蔽で抑え込もうとする。
そんな体制側への不満の蓄積が暴発するクライマックスに、マチュー・カソヴィッツの『憎しみ』を彷彿とさせた。
抑えつけている警官にも愛する家族がいるということがやるせなさを倍増させる。

日本では体制側に言いなりの他人事でしかないが、暴動を起こしても何の突破口にはならないということを、
移民大国だからこその説得力がある。
ヴィクトル・ユゴーの言葉がある通り、社会をより良くするために教育は必要。
その舞台になった区域で育ったアフリカ系監督の目がそう語っている。
Cinecdockeさん [インターネット(字幕)] 7点(2020-12-31 23:58:29)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 4件
作品の平均点 7.25点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.43
このレビューの偏差値 36.67
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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