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《ネタバレ》 評判が芳しくない中、そこまで悪くなかった気がする。
もちろん"マーベル映画"として、"クロエ・ジャオ監督作品"として期待しなければの話だが。 壮大な宇宙のために、何千年も地球の人々を見守ってきたエターナルズを主軸に置いた人間ドラマにしたのは正解。 セレスティアルズと呼ばれる宇宙の最上級的存在の命令を信じ続けてきた者たちが真の目的を知ったとき、 人類の未来についてどうあるべきかで葛藤する。 そこまでは良い。 MCU作品ながら他作品からの絡みが最低限なのも、ただでさえ複雑な話に混乱を与えないだけマシなものだ。 "非白人"で"女性"のクロエ・ジャオが監督している通り、当時、猛プッシュされていた"多様性"が意識される。 しかし、人種や性差や身体的ギャップが本作では上手く活かされていない。 エターナルズの神のような特殊能力もどこかで見たようなものばかりでアクションは凡庸、 ついには仲間割れでヒーロー映画らしかぬダウナーぶりに盛り上がらないまま終わってしまった。 ディヴィアンツとの一騎打ちがこれで良いのか? その暗さを跳ね返すくらいの熱い展開、爆発力が欲しかった。 クロエ・ジャオの才覚は本作でも感じられるものの、ブロックバスターには向いてないと感じた。 彼女の次回作に期待、エターナルズ続編は……もういいや。 【Cinecdocke】さん [インターネット(字幕)] 5点(2025-06-08 01:06:52)《新規》
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