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レイジング・ブル のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 レイジング・ブル
製作国
上映時間128分
劇場公開日 1981-02-07
ジャンルドラマ,モノクロ映画,スポーツもの,実話もの,伝記もの
レビュー情報
《ネタバレ》 オープニングの掴みがあまりに美しく完璧すぎる。
荒々しいボクシングの世界にカヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲が効果的に流れる。
孤高故に狂暴であり、病的なまでの嫉妬と猜疑心で弟も妻も去っていく、
苦悶のジェイク・ラモッタのありのままの姿をデ・ニーロはストイックに活写する。

リアルに近寄りたくない男ではあるが、
ここまで狂わなければ世界ミドル級王者に上り詰めることなどできなかっただろう。
だからこそ引退後の幸福は長くは続かなかった。

聖書の一節「私は盲であったが今は見えるということです」。
かつての過ちを受け入れ、今日も人生というリングで贖罪を背負うラスト。
贅肉だらけで精巧さはなく、チャンプの栄光は過去のもので知らない人、忘れた人も増える。
家族に暴力をふるっていた"獣"は長い月日と後悔でとうとう丸くなった。
ボクシングを舞台装置にして、人生の真理を鋭く突いた芸術作品。
Cinecdockeさん [インターネット(字幕)] 6点(2024-12-30 23:57:32)
その他情報
作品のレビュー数 114件
作品の平均点 6.66点
作品の点数分布
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210.88%
343.51%
497.89%
51614.04%
61916.67%
72925.44%
82017.54%
987.02%
1087.02%
作品の標準偏差 1.79
このレビューの偏差値 47.94
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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