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《ネタバレ》
遠藤周作の深淵な思考を、はたして映画で表現できるのか? そんな不安を抱きながら鑑賞。 結論は、最後の一歩で踏み絵を踏めなかった、かな。 荼毘に付されるロドリゴに持たせた十字架。 原作にはなかった演出で、最後の最後、彼の信仰を安らかしめた。 そうすることで原作が問いかけ続けたことを、分かりやすく表現し、 でも台無しにしたとは思う。 極力、人工的な音や音楽で感情をあおることもなく、 風や波の音、鳥や虫の声、人の讃美歌やうめき声だけで作り上げた演出は見事。 人の弱さや迷いや苦しみや傲慢が、そのまま伝わってきました。 【こっちゃん】さん [映画館(字幕)] 10点(2017-01-31 20:07:49)(良:1票)
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