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映像視聴を含めても、数える程しか「舞台」を観劇していない私ですが、その中でも生涯No.1と思える作品が『笑の大学・舞台版』です。
余計なモノを一切排除した密室2人芝居。西村雅彦と近藤芳正のケミストリー。笑えて泣けて。全てにおいて完全でした。 星護は「舞台版が完璧過ぎる、これを映画化なんて無理」と監督依頼を8年も断り続けていたそうですが、その気持ち分かります。 私も「映画版・笑の大学」は観るのが怖くて怖くて堪らず、今までずっと敬遠していました。 (昔の初恋の人に何年振り・何十年振りに会うのが怖い、どうしても昔と比べてしまう、良い思い出やイメージが壊れるのが嫌、という感覚と似てるかな) で、とうとう観ちゃいました。で、予想通りでした。 やっぱり「笑の大学」は演劇という形でこそ珠玉の光を放つ作品でした。 純粋な「密室二人芝居」で無くした時点で魅力半減、どんな達者なキャストを持ってきても補えませんでした。 本当は「いち作品」として絶対評価しなきゃと思いつつ、舞台版の思い入れが深くて&偉大すぎて、どのシーンを観ても相対評価しちゃう状態で、どうしても物足りない部分が目立ってしまう。 最後に。「"笑の大学"は映画版しか観てないよ」という方、人生すこし損してます。 【pattio】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-11-18 21:04:28)
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