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クヒオ大佐 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 クヒオ大佐
製作国
上映時間112分
劇場公開日 2009-10-10
ジャンルドラマ,コメディ,犯罪もの,実話もの
レビュー情報
《ネタバレ》 堺さん扮するクヒオ大佐はよくあるコントからライブ感を引いて鮮度の落ちた所に良くないリズム感を足したようなキャラクターで、笑えるかと聞かれれば正直笑えませんし笑ってくれと頼まれても笑えません。
しかし新井浩文さんがそんなヌルい詐欺師の前に現れ鋭いツッコミを入れると僅かばかり可笑しくなります。
コメディとしてはその程度です。
ドラマとしても政治や湾岸戦争を絡めてこられてもそれ自体について訴えたかったのか、ラストのクヒオの妄想の前フリの為だったのかもはっきりとはしません。
本作でのクヒオ自身は恐らく幼少時のトラウマから来る解離性同一性傷害だったのではないかと思われ、作中では殆ど彼の交代人格の方が描かれています。
だとしたら捕まっても案外すぐ出てこれちゃうかもしれません。
この様にコメディとしてはほぼ笑えず、ドラマとしてもフォーカスがぼけてしまいながらクヒオの妄想でラストを迎えますが、怖いのはこのクヒオの脳内妄想が現実のしのぶにも見えてしまっている事です。
路上でしのぶは実際には飛んでいないクヒオの乗るヘリコプターに敬礼しています。
後ろで見ている弟はドン引きです。
クヒオの精神世界を共有する事が出来るしのぶって…。
これが「愛の力」なのでしょうか。
だとしたら、しのぶはクヒオと結ばれる以外幸せになる事は有りません。
まあ、可能性としてはハンバーグに入っていたのがニガクリタケでもクリタケでもなく、○藤英明さんが食べたヤツと同じキノコだったという方が高いと思いますが。
しってるねこのちさん [CS・衛星(邦画)] 4点(2015-06-20 03:34:56)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 26件
作品の平均点 5.38点
作品の点数分布
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100.00%
227.69%
300.00%
4415.38%
5934.62%
6519.23%
7311.54%
8311.54%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 1.55
このレビューの偏差値 44.21
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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