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《ネタバレ》 映画館でやっていたので数十年ぶりに再鑑賞。まず音響が凄かった。特にヘリコプターの羽の音がとても印象的であった(それと、ジム モリソンの声にやられる)。さて内容はというとカーツ大佐という人物探しの旅物語であるが、”どうやら気が触れてしまったらしい”その人物に会いに行くという設定がやけに不気味でサスペンスフルだ。そこに加えて戦場という舞台装置が相まり、様々なキャラの強い登場人物達やアクションが機能してくる。これは相当な傑作なのではないかと思わせるのだが、映画はある時点から明らかにリズムがおかしくなっていく。観念的になっていくとも言えるが、要は後半にかけて映画自体がどんどんラリっていくのである。この映画の後半の感覚は完全にアシッドムーヴィーの類だろう。前/後半でのリズム感の違いを庇うように?最初と最後にThe endを流して力技で一つの作品ぽくしているが、やはり無理やり感は拭いきれていない。しかしそんな所も含めてこの映画史に残るカオスっぷりは一見の価値がある。
【rain on me】さん [映画館(字幕)] 8点(2018-05-29 15:31:54)
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