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ノーカントリー のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ノーカントリー
製作国
上映時間122分
劇場公開日 2008-03-15
ジャンルドラマ,サスペンス,犯罪もの,小説の映画化,バイオレンス
レビュー情報
《ネタバレ》 一攫千金のチャンス、自由と闘争、栄光と挫折――
この映画はアメリカの大地に点々と続く血痕を辿っていけば、当然出くわすだろう風景なのかもしれない。

バビエル・バルデム演じるアントン・シガー は冷酷な追跡者だ。その振る舞いは、ギャングの報復というよりかは、ビジネスマンの代金取り立てのようでかえって不気味だ。主人公は、まとわりつく影を必死で振り切ろうとするが、どうやっても逃げきれない。その日常にぽっかり浮かぶ狂気は「ファーゴ」に通ずるものがあると感じた。

どうして人はコインに運命を託そうとするのだろうか。それとも運命を託すに値するほどコインが大きくなりすぎてしまったのだろうか。残虐な暴力描写は俗悪だが、コーエン兄弟の鋭敏な批判精神は信頼できる。
月のさん [DVD(吹替)] 7点(2016-08-26 22:17:25)
その他情報
作品のレビュー数 216件
作品の平均点 6.41点
作品の点数分布
000.00%
120.93%
252.31%
352.31%
4146.48%
53214.81%
64822.22%
75224.07%
83717.13%
9167.41%
1052.31%
作品の標準偏差 1.74
このレビューの偏差値 51.95
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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