Menu
 > 作品
 > ロ行
 > LOST ISLAND ロストアイランド
 > ゆきさんのレビュー
LOST ISLAND ロストアイランド のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 LOST ISLAND ロストアイランド
製作国
上映時間92分
ジャンルコメディ,アドベンチャー,ファミリー
レビュー情報
《ネタバレ》  こういう家族旅行を題材とした映画、好きですね。

 一応、無人島でのサバイバル生活が主となっているのですが、緊迫感なんて欠片も無し。
 終始のんびりとしたムードが漂っており、誰かが死んだりする事も無く、安心して楽しめる作りになっています。

 子連れの女性と同棲中で、この旅行の間にプロポーズしようと考えている主人公。
 そして、彼女の連れ子である年頃の娘と、幼い息子という四人組構成なのも、非常にバランスが良い。

 子供達は「肉体派の姉であるインザ」と「頭脳派の弟であるマックス」という形でキャラ分けされているのですが、このマックスの方がとにかく優秀で「水源を見付ける」「火を起こす」「発電機を作って、無線で救助を求める」と大活躍しちゃうのも、如何にもファミリー映画って感じがして、良かったですね。
 姉の方も思春期の娘らしく「いずれ父親になるかも知れない他人」である主人公に対し「最初は冷たい態度を取っていたが、徐々に心を開いていく」という、お約束の展開を繰り広げてくれるのだから、嬉しい限り。
 「ファミリー映画なら、こういう要素が欲しい」と思える部分が、しっかり備わっている訳だから、それだけでも満足度は高くなるというものです。

 予算の関係なのか「トカゲを仕留める場面」や「蛇に噛まれる場面」を直接映像として見せてくれないのは寂しいし「何故か皆して同じ島に流れ着く」「毒蛇に噛まれてもアッサリ解毒出来ちゃう」など、脚本にも粗が目立ちます。
 でも、そういった諸々の欠点よりも……

・フリン船長に子供達が懐いてしまい、主人公がヤキモチを妬いて空回りする。
・ラストシーンにて、主人公がマックスを「私の息子です」と誇らしげに紹介してみせる。

 という、好きな場面の方に注目したくなるような、独特の愛嬌があるんですよね。

 優れた映画、完成度の高い映画、という訳では決してありません。
 正直、面白い映画だったと言うのさえ躊躇われます。
 でも、好きな映画であるという一点に関しては、疑う余地が無いですね。

 「無人島での冒険を通じて、仮初めの家族が本当の家族になれた」と感じられるハッピーエンドまで、楽しい時間を過ごせました。
ゆきさん [DVD(吹替)] 7点(2018-03-29 13:06:27)
その他情報
作品のレビュー数 3件
作品の平均点 4.33点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
3266.67%
400.00%
500.00%
600.00%
7133.33%
800.00%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 1.89
このレビューの偏差値 57.50
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
LOST ISLAND ロストアイランドのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS