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ニューイヤーズ・イブ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ニューイヤーズ・イブ
製作国
上映時間118分
劇場公開日 2011-12-23
ジャンルコメディ,ロマンス
レビュー情報
《ネタバレ》  前々から観たいと思っていたタイトルを、待ちに待って大晦日に観賞。

 この手のオムニバス形式の映画だと、観賞後には「どのエピソードが一番好きだった?」という話題で盛り上がりたくなるものですが、自分としては「仕事を辞めた女性と、メッセンジャーの男性」の話がお気に入りでしたね。
 年明けを目前として「今年の誓いリスト」を次々に達成していく様が痛快であり、ベタな表現ですが「これ一本で映画にしても良かったな」と思えたくらいです。
 「ハイスクール・ミュージカル」などで、ティーンズの印象が強いザック・エフロンが、髭を生やして働く若者を演じているのも初々しくて良かったし「私、貴方の二倍の歳よ?」なんて言っちゃうミシェル・ファイファーも、実にキュート。
 豪華キャストの中でも、この二人が特に光っているように感じられました。

 その他のエピソードとしては「新年最初の赤ちゃん」と「エレベーターに閉じ込められた男女」が印象的。
 前者にて「新年最初の出産を迎えた夫婦に贈られる賞金」を巡り、争っていた二組の夫婦が、出産後には和解し、片方がもう片方に賞金を譲る形で決着を付ける辺りなんて、とても良かったです。
 後者に関しても、男女のロマンスとしては、一番綺麗に纏まっていた気がしますね。
 男性が女性を追い掛け「忘れ物」と言ってキスをするシーンなんて、観ていて照れ臭い気持ちになるけど、ベタで王道な魅力がある。

 他にも、様々な形で複数のカップルが結ばれており、誰もが幸せになるか、あるいは「悲しみを乗り越えて、一歩前進する」という結末を迎えており、非常に後味爽やかな作りなのも、嬉しい限り。

・年明けのカウントダウンが主題となっているのに、時間経過が分かり難い。
・個々のエピソードの繋がりが弱く、複数の流れが一つの大きな結末に収束していく快感は得られない。
・ラストのNG集は、無くても良かったかも?

 なんて具合に、気になる点も幾つかありましたが、作品全体を包む優しい雰囲気を思えば(まぁ、良いか……)と、笑って受け流したくなりますね。
 大晦日というベストな環境で観られたゆえかも知れませんが、満足度は高めの一品でした。

 ……それと、自分の「2018年の誓いリスト」には「バレンタイン当日に『バレンタインデー』を観る事」と書かれている訳ですが、果たせるかどうか。
 二ヶ月後を、楽しみに待ちたいと思います。
ゆきさん [DVD(吹替)] 7点(2017-12-31 21:21:26)(良:3票)
その他情報
作品のレビュー数 30件
作品の平均点 6.70点
作品の点数分布
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100.00%
200.00%
313.33%
400.00%
526.67%
61033.33%
7930.00%
8723.33%
913.33%
1000.00%
作品の標準偏差 1.19
このレビューの偏差値 52.13
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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