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メイズ・ランナー2 砂漠の迷宮 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 メイズ・ランナー2 砂漠の迷宮
製作国
上映時間132分
劇場公開日 2015-10-23
ジャンルアクション,サスペンス,SF,アドベンチャー,シリーズもの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》  まさかのゾンビ映画。

 一本の映画の中で「実はホラー映画でした」と中盤で判明する例なら、これまでにも何度か体験済みですが「三部作の2からゾンビ映画になる」ってパターンは、流石に初体験です。
 これ、前作のファンにとっては辛いというか「ゾンビなんて良いから、迷路で探検して欲しい」って気持ちになって、失望しちゃったかも知れませんね。

 でも、自分みたいに「ゾンビ映画が好き」「そもそも1の時点で、迷路が主体の映画ではなかったと思う」ってタイプにとっては、このサプライズ展開、かなり良かったです。
 「近未来が舞台の、ティーンズゾンビ映画」って時点で貴重だと思うし、そういうものだと割り切って観れば、中々目新しい魅力があるんですよね。
 序盤にて、主人公達が収容施設から逃げ出す展開になるのも、脱獄物としての面白さがあって、これまた自分好み。
 廃墟と化した都市の描写なども、低予算映画では中々拝めないような絵面で良かったです。

 三部作を一気見して気付いた事なんですが、このシリーズって「全体の完成度はイマイチだけど、ちゃんと観客を喜ばせるような見せ場は用意してある」って特徴があり、本作も例外ではなかったって辺りも、嬉しいポイント。
 特に「ゾンビと争ってる最中に、ガラスの床を割って高所から落として倒す」って場面は、かなりお気に入りですね。
 これまで色んなゾンビ映画を観てきたけど、こういう倒し方もあるんだなぁって感心しちゃいました。

 仲間内で最も強くて頼もしい存在だったミンホが、最後に連れ去られ「囚われのお姫様」ポジションになってしまう事。
 そして、影の薄いヒロインのテレサが敵組織の内通者となる事も、程好いサプライズ展開って感じであり、良かったと思います。

 序盤にて(施設内に監視カメラとか無いの?)と思っていたら、脱走した後に各所に監視カメラがあると発覚し(いや、主人公達の部屋にも設置しとけよ)とツッコまされたりとか、作り込みの甘さは否めないけど……
 そういった諸々込みで、割と楽しめちゃいましたね。

 シリーズ中でも異端の品であり、真っ当なファンなら反発しちゃうかも知れない、本作品。
 だけど、天邪鬼な自分としては、こういう映画って結構好きです。
ゆきさん [DVD(吹替)] 6点(2023-11-28 18:50:40)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 22件
作品の平均点 4.82点
作品の点数分布
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100.00%
214.55%
3313.64%
4627.27%
5627.27%
6418.18%
714.55%
800.00%
900.00%
1014.55%
作品の標準偏差 1.64
このレビューの偏差値 54.39
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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