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WE ARE YOUR FRIENDS ウィー・アー・ユア・フレンズ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 WE ARE YOUR FRIENDS ウィー・アー・ユア・フレンズ
製作国米,英,仏
上映時間96分
劇場公開日 2016-06-24
ジャンルドラマ,青春もの
レビュー情報
《ネタバレ》  良質な青春映画。

 特に目新しい部分が有るって訳ではないんだけど、王道な魅力が詰まっており、楽しく鑑賞出来ましたね。
 勿論、主演のザック・エフロンの魅力ありきの映画ではあるんですが、ストーリーや演出なども及第点以上だったと思います。

 個人的には、ヒロインとの交流については全然ピンと来なくて、恩人であるジェームズの恋人を寝取る形になってるのが、違和感大きかったんだけど……
 男友達との絆については上手く描けていたと思うので、差し引きはプラスって感じですね。
 特にメイソンの「いい加減な奴なんだけど、大切な仲間なので見捨てられない」感は、中々秀逸。
 スクワレルの死後、主人公のコールは音楽の道を、オーリーは俳優の道を選び「再び夢に向かって歩み出す」という結末を迎える訳だけど、メイソンだけは雑用の仕事を続けてるって辺りも「都合が良過ぎる」「綺麗過ぎる」とは感じさせない、絶妙なバランスでしたね。
 主人公曰く「人の人生を潰してる」とまで言って嫌悪してた不動産の仕事に対し「仕事で家を奪ってしまった女性に、これまで稼いだ金を届けて罪滅ぼしする」という形で決着を付けているのも、後味を爽やかにしてくれたと思います。

 主人公がDJという特性を活かし、サマーフェスというクライマックスを用意してる辺りも、良かったです。
 ヘッドフォンを装着してのランニング中、電池が切れてしまい、そこからの帰り道で「日常には、こんなにも音楽が溢れている」と気が付き、それら「日常の音楽」を演奏に盛り込むって展開も好みでしたし……
 亡き友と二人で眺めていた海を、今度は一人で眺める場面。
 演奏中に、彼の言葉を思い出し、涙ぐんだ後、その涙を拭って絶叫する場面。
 スクワレルの姿を描いた直後「WE ARE YOUR FRIENDS」という作品タイトルが浮かび上がる場面なんかも、胸を熱くさせるものがありました。

 若者が挫折し、そこから立ち上がり、夢に向かって走り出すまでを描く。
 こういう映画、本当に好きです。
ゆきさん [インターネット(吹替)] 7点(2025-06-04 13:25:43)
その他情報
作品のレビュー数 1件
作品の平均点 7.00点
作品の点数分布
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