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コンフェッション(2002) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 コンフェッション(2002)
製作国米,カナダ,独
上映時間113分
劇場公開日 2003-08-16
ジャンルドラマ,サスペンス,コメディ,犯罪もの,伝記もの
レビュー情報
 ジョージ・クルーニー初監督作品との事でしたが、その力量に驚かされた一方で、どうも既視感を覚えてしまう作風。
 気になって調べてみたら、脚本がチャーリー・カウフマンだったのですね。
 あぁ、何かに似ていると思ったら「アダプテーション」かと、大いに納得した次第。
 悩めるクリエイターが体験した悪夢のような出来事、という点が共通しているように思えましたね。

 とても実話とは思えない破天荒なストーリーだったのですが、それが作中で主人公の悩みにもなっており「こんな話、誰も信じてくれない」と嘆く形になっているのが面白かったです。
 リアリティの無い展開になればなるほど、主人公の心境が理解しやすくなるという構造。

 豪華な出演陣は画面に彩を添えてくれていますし、コーヒーカップの摩り替えなど、印象的な場面もありました。
 ドリュー・バリモア演じるヒロインの、性に開放的な小悪魔のようでありながら、何処か母性を感じさせる女性像も好み。
 観賞中は、上述の「既視感」が頭の中でチラついてしまい、あまり映画の世界に没頭する事は出来なかった状態にも拘らず、そういった長所をキチンと感じ取れたのだから、良い映画だったと思います。

 一連のお話が真実が虚構かを考えるのは野暮な気もしますが、一つ気になったのは、主人公の妹の名前が「フィービー」である事。
 これって、かの著名な小説「ライ麦畑でつかまえて」に登場する主人公の妹と同じ名前なんですよね。
 つまり、このお話も創作ですよというメッセージにも思えたのですが、真相や如何に。
ゆきさん [DVD(吹替)] 6点(2016-05-13 12:21:34)
その他情報
作品のレビュー数 64件
作品の平均点 4.52点
作品の点数分布
011.56%
111.56%
223.12%
31320.31%
41625.00%
51218.75%
61320.31%
757.81%
811.56%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 1.55
このレビューの偏差値 56.17
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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