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アップ・ザ・クリーク/激流スーパーアドベンチャー のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 アップ・ザ・クリーク/激流スーパーアドベンチャー
製作国
上映時間99分
ジャンルコメディ,アドベンチャー,青春もの
レビュー情報
《ネタバレ》  「ウハウハで行くか」「ザブーンだな」
 という意味不明な会話シーンを目当てに、定期的に観返したくなる一本。

 劇中の主人公達同様、この映画も「出来が良い」「優秀な作品」ってタイプではなく、むしろ「落ちこぼれの劣等生」って表現が似合いそうなくらいなんですけど……それでも何だか、憎めない魅力があるんですよね。
 川下りを題材にしているという、それだけでも自分の好みだし、緩い感じのギャグが各所に散りばめられているから、リラックスして楽しむ事が出来る。

 勿論、肝心の川下りシーンに迫力が無いとか「自殺した学長も一人いる」って台詞は流石に笑えないとか、欠点は幾らでもあるんですが、そんな「迫力の無さ」「出鱈目で悪趣味な設定」さえも、本作では何となく「愛嬌」に思えてくるんです。

 「テンションが低い観客を盛り上げる為、ブロンド女性が胸をはだけてみせる」という、お色気ギャグなシーンも、妙に好き。
 主人公達の愛犬チャックも、仕草や鳴き声が可愛くて、面白くて、良かったですね。
 本作のMVPには、この犬を推したいくらいです。

 そして何より、クライマックスの「爆発」→「洪水」の流れには、大いに興奮。
 このシーン単体で見ると、そこまで凄いって訳じゃないかも知れないけど、それまでのボートレース描写がノンビリしていただけに、ギャップによって盛り上がる形になっているんですよね。
 土壇場で逆転負けしたライバルチームが「史上最悪のボートレース!」と叫んだりするのも、下らないと思いつつ、何故だか笑っちゃう。

 今回久し振りの観賞だったのですが、やっぱり結構面白かったし、また暫く経ったら、観返したくなるんでしょうね。
 中々離れられない、味わい深い映画です。
ゆきさん [地上波(吹替)] 6点(2018-01-11 08:18:10)
その他情報
作品のレビュー数 5件
作品の平均点 5.40点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.80
このレビューの偏差値 59.37
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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