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空母いぶき のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 空母いぶき
製作国
上映時間134分
劇場公開日 2019-05-24
ジャンルアクション,ドラマ,サスペンス,戦争もの,漫画の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 そりゃ満点ではないですが。
娯楽映画を期待して観に行った自分としてはある程度満足です。原作は知りません。
公開前に総理役の佐藤氏がお騒がせしてましたが、映画の中では普通にお仕事されてました。
昔から日本映画はヒューマンドラマに時間使い過ぎて、低予算の為見せ場が少ないのは覚悟してましたが
少々改善してます。アメリカ軍の「ファイヤー!」よりは日本軍の「撃てー!」がハマりますね。
レーダーのシーン、アニメ「パトレイバー2」の幻のスクランブルを思い出しました。雰囲気もあって
盛り上げ方としては良いです。
端々に、気になる演出があります。運悪く居合わせた女記者が、生気の無い病人然として変なのとか、
戦争の危機感で世間が買い溜めに押し寄せてるのに、何も知らずに朝を迎えるコンビニ店主も変。
松坂君が撃たれて死ぬシーンも、引っ張り過ぎ。致命傷で即死なのに、撃たれてから倒れるまでが長過ぎ。
倒れないでいられるくらいの症状なら、直ぐに救護措置するはずなのに、皆見てるだけの違和感。
捕虜になっても諦めず1人で抗った敵兵士も、少し話しただけで泣き出すとかもねえ
戦闘兵器の知識が無いのでアレですが、迎撃ミサイルって、あんなに上手く正面衝突可能なのかなあ?
デコイとかフレアとかの囮アイテムの効果も、敵と味方で、こんなに差が出るものなのか・・?
いろいろ都合の良い描き方ですが、娯楽映画としての戦闘シーンならこんなもんでしょうか。
それぞれのセリフって、やたらキザっぽいんですが、原作漫画の通りなのかなあ?真っ直ぐな視線で
あのセリフ・・ かわぐち氏の他の漫画「沈黙の艦隊」を思い出します。 チョット着いて行けない。
気が付けば、気に入らないポイントばかり挙げてしまいました。
しかし、総じてはなかなかの映画だったような気もします。てか、今までの日本のこの手の映画が
あまりに陳腐で、お涙チョーダイばかりでヘンテコなクライマックスの後に、人気歌手の歌で終るとか
みんな同じで、飽きてウンザリしてたからなのかも・・
今回は歌ではありませんでした。良しとします。
政治的なドラマ部分は、シン・ゴジラの影響なのか丁寧に纏められてると思います。これが無いと
娯楽映画の中でもおバカアクションカテゴリに陥ってしまう。
専守防衛の定義が足枷になって動きの鈍い自衛隊が、時間の無い中で攻撃方法を模索するとか、他の国には
ありえないシーンですが、これも日本という国独特のモノであり、ちょっと上手く行き過ぎですが良しとします。
この外せない基本設定の上で、ギリギリ上手く行くというところが娯楽映画でしょう。
現実には無理っぽいところを、なんとか切り抜けるってとこ、娯楽映画なら当たり前ですからねえ
グルコサミンSさん [映画館(邦画)] 7点(2019-06-27 23:46:08)
その他情報
作品のレビュー数 23件
作品の平均点 5.13点
作品の点数分布
014.35%
100.00%
228.70%
328.70%
4313.04%
5417.39%
628.70%
7834.78%
814.35%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 2.05
このレビューの偏差値 54.45
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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