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全く隙の無い、淡々とした編集。 ドキュメンタリー的でもある。
娯楽映画の要素は無い。 悪い意味に取られそうだがエヌエチケーのドラマのようだ。 変に引っ張らない編集で、コロナのあの第一の事件を時系列通りに描いていく。 未知の病原菌の不安と恐怖で、患者も医者も看護師も役人もマスコミも浮足立って混乱。 船の中だけで封じ込めようとしても、数々の制約や問題が立ちふさがる。 非常に重苦しいテーマなので見るのが嫌になるかと思ったが、監督の撮り方・見せ方が うまい。 飽きずに見ていられる。 特に俳優の取り方がうまい。 今までの監督は 役者が演技さえすりゃあ、どんな角度から撮ってどういう長さで見せるのかなんか どうでもいいor間違ったセンスで撮影編集していたが、この監督は俳優さんを、どう撮れば いい味がでるかわかっている。 その為、どのキャストにも、魅力が溢れている。 一つ間違えれば、誰が悪いとかの魔女狩りになりがちの災害。 だが誰もが歴史でしか 知識のない初対面のパンデミックは、全ての人に降りかかった悲劇だったと再確認した。 この映画は娯楽エンタメではないのは事実だが、あの出来事を忘れずに記憶に留める意味で 非常に良く出来たドラマに仕上がっていたと思いましたね。 やはり観て良かった。 思うに、ストーリーはあってないようなモノなので、何書いてもネタバレになりそうにないかも(笑 【グルコサミンS】さん [映画館(邦画)] 8点(2025-07-16 17:16:01)
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