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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け
製作国
上映時間142分
劇場公開日 2019-12-20
ジャンルアクション,SF,アドベンチャー,ファンタジー,戦争もの,シリーズもの,3D映画
レビュー情報
《ネタバレ》 私のようにこの三部作を最初から諦めの目で見ていたものには、まあ、最悪ではなかったかな、という感想だ
新キャラ3人。便宜的な主人公であって、必要なピースではなかった。徹頭徹尾、主役に見えなかった
出自や能力は極めて特殊なのに思考は凡庸に思えた。フィンの設定も、活きたとは思えない。これで最後まで生き残れたのが不思議なくらいのキャラだ
カイロ・レンは最もシリーズらしいキャラだが、少し利口なアナキンという印象だった(ちなみに私はアナキンの人物造形を全く評価していない)
「結局レイアやハン・ソロそしてルーク・スカイウォーカーがいればいいのだ~彼らが出なければ、もうそれは面倒なフリークたちにウケない」、と
我々ではなく、制作サイドが考えていたようだ。ストーリーがそれらに引きずり回されているところからも、それは明白
皆が感じていることだろう、「旧作ファンに向けての接待」という表現で揶揄されていたが、話の流れの端っこを常に握られているのはいけない
キャリー・フィッシャーの訃報から、未使用シーンをつなぎ合わせてねじ込んできたね。でも結局劇中で死なせちゃうのは哀しい。どうせ最後なのだし生きたままにできなかったろうか
前作までの主要人物を掃除したのは年老いたり鬼籍に入ってしまった都合が垣間見えて、物語として描く必要があったとは思えなかった
彼らの最期を観たいとは思わない。ちゃんと活躍しないのならそっとしておいてあげて欲しかった
老兵は去り、時代は若者が引き継ぐ自然界の摂理を謳うのなら、若者側の視点から始めずに、ルークやソロたちの視点から始めるべきだ
現状はウルトラマンシリーズと同じで、先輩たちを目玉に持ってきたためにかえって出オチに沈んでしまっている
そのためなんだろう、ルークの出番が多めな8作目を私はやや好意的に受け止めている
もしかすると、旧作の威光に徹底して頼らない姿勢を見せてくれていたらもう少しレイ・フィン・ポーを真剣に観られたかもしれない
そうなると今三部作を全く見向きもしない恐れもあるのだが
7.8.9作。同じキャストでもう一回作り直したらどうか。無論、旧作のレジェンドたちを排して。切望しているわけではない
期間も長く空いてしまって、製作スタッフも変わり、とてもじゃないが連続性のある作品世界として観ることができなかった
だから、サーガ全体を破壊されたとか、整合性の取り方に疑問を感じるまでもない。たとえどんなに巧く作っても、けして埋めることはできない
過去6作で宇宙世界はどういうものだったのか。歴史から学んだものはなにか。フォースとはなんだ
収束し答えが出ていても良い頃なのに、なぜ工夫も一切なくいたずらに力を拡張させて収拾のつかないインフレワールドにしてしまうのか
偉大な先輩に配慮しつつ話を終わらせたいならば、ちばあきおの名作野球漫画キャプテンの4代目・近藤篇を一読するといいよ
拡大・膨張が必ずしも良きことではない。収縮を恐れることなかれ
うまシネマさん [ブルーレイ(字幕)] 4点(2020-05-15 20:09:16)
その他情報
作品のレビュー数 93件
作品の平均点 6.78点
作品の点数分布
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200.00%
333.23%
466.45%
51415.05%
61718.28%
72122.58%
81617.20%
999.68%
1077.53%
作品の標準偏差 1.75
このレビューの偏差値 40.93
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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