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ボーダーライン(2015) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ボーダーライン(2015)
製作国米,メキシコ,香
上映時間121分
劇場公開日 2016-04-09
ジャンルアクション,ドラマ,サスペンス,シリーズもの,犯罪もの
レビュー情報
いい意味でエミリーブラントの青臭さにイライラする2時間だった。

重低音を効かせたBGMとメキシコの灼けた大地が作品に漂う不穏さをさらに強調させている。

ただ残念だったのは、映像や音楽の演出は素晴らしいのだが、脚本が思っていた以上に地味だったことだ。
麻薬戦争を題材にした小説や中南米を舞台にした小説を読み過ぎたせいか、意外に本作は残虐な描写が少なく感じられた。これは余談だが、ラテンアメリカの小説は本当に死の場面が派手。麻薬、独裁、粛清、クーデタなど、桎梏の歴史がその背景にあるからか、登場人物が実に多彩で惨たらしい殺され方をする。翻って本作をみてみると、子供を殺すシーンもあるが、その映像は視点をずらして写していない。凄惨な処刑や拷問の場面もオミットされている。不穏な映画ではあるが、決定的なシーンはさすがにぼやかしてあるのだ。

ガツンと胃にくる、しかしそれでもものすごい傑作!というにはもう少しパンチが足りていなかったかな、というのが本作の率直な感想である
nakashiさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2018-08-25 13:41:04)
その他情報
作品のレビュー数 61件
作品の平均点 7.26点
作品の点数分布
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334.92%
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61016.39%
71422.95%
82744.26%
958.20%
1011.64%
作品の標準偏差 1.37
このレビューの偏差値 48.59
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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