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哀れなるものたち のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 哀れなるものたち
製作国英,米,アイルランド
上映時間141分
劇場公開日 2024-01-26
ジャンルドラマ,SF,コメディ,ファンタジー,ロマンス,小説の映画化,エロティック,ロードムービー
レビュー情報
《ネタバレ》 猿は道具を得て人のようなものになったという。さて人のようなものは知恵を得て何になるのであろうか。聖書をなぞったといえば確かにそうなのだが、映像や道具立ての意匠がスタイリッシュで多彩な味付けが飽きさせない。ダンスシーンは素晴らしい出来。とはいえ娼館のくだりは長いし、遠慮なしのえぐい描写は悪趣味で気持ち悪い。最後、知恵を得て主人公周辺は社会正義と知識欲に固められ、あっぱれあっぱれめでたしめでたしと見える。しかしその一方、どうも慈愛からは遠ざかったように見えるのは皮肉であり滑稽である。人として生まれた以上どっちに向かってもどうあがいても誰も幸せになれないのかもしれない。
ほとはらさん [映画館(字幕)] 7点(2024-03-25 20:18:58)
その他情報
作品のレビュー数 15件
作品の平均点 7.60点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.02
このレビューの偏差値 44.23
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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