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封切り時に映画館でみました。こういう企業や銀行が舞台の映画は邦画ではあまりなかったので、食い入るようにみました。役所広司、仲代達矢、佐藤慶など重厚な布陣で、当時は金融と関わる仕事をしていて日比谷公園界隈はうろうろしていたのですが、中身もあまり違和感はありませんでした。この監督のその後の作品の自己陶酔的な表現も薄く、楽しめました。ただ、映画館ではあえてセリフがささやくような小ささで聞こえづらかったのが難か(おそらく自然な演出を狙ったのだろうが、DVDで再見したときは通常の音声レベルでした)。また、ラストはやや拍子抜けなのですが、これは原作もそんな感じなので仕方ないでしょう。
【いそろく】さん [映画館(邦画)] 9点(2018-06-02 22:10:15)
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