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《ネタバレ》 凄惨な描写と長い上映時間を覚悟して観に行ったのだが、長さはさほど感じなかった。
ただひたすら、少年とともに次々と押し寄せる絶望に耐える作業。 映画冒頭の少年の怯えた目は、次第に輝きを失って、父親との再会の時点では何者も映さなくなってしまっている。 涙ながらに息子を抱きしめる父親と、他人事のような目をした息子。 あれだけつらい目に合えば、自分を捨てた両親を恨んで当然。 しかし、我が家に向かうバスの中で目にした、父親の腕に刻まれた収容所の囚人番号で、少年は両親の心中を少し理解できただろうか。 【roadster316】さん [映画館(字幕)] 8点(2020-12-01 23:42:29)
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