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風の中の牝雞 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 風の中の牝雞
製作国
上映時間84分
劇場公開日 1948-09-17
ジャンルドラマ,戦争もの,モノクロ映画
レビュー情報
《ネタバレ》 畳に座って縫い物をしてみたり、小さなアイロンのコードが上からぶら下がっていたり、買い物カゴからリンゴを愛おしそうに出してみたり、生活の細部を切り取る演出は相変わらず素晴らしい。
こういう生活の中での何気ない所作が、日本人の立ち居振る舞いの美しさとつましい生活を再認識させてくれる。
そして小津監督には珍しい、ドラマのある筋立て。
金に困った女はどうやって生きていけばいいのかと、正面切って問いかけてくるのは、映画製作当時はかなりのインパクトがあったんじゃないかな。
田中絹代の演技はこの映画でも見事で、階段を転げ落ちた後に、苦痛と苦悩で動けなくなるカットには息を飲んだ。
それに比べれば、男なんて適当なこと言いやがって全く気楽な生き物だなと、同性ながら恥じ入るラスト。
roadster316さん [インターネット(邦画)] 8点(2020-11-03 22:17:32)
その他情報
作品のレビュー数 15件
作品の平均点 6.87点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.41
このレビューの偏差値 55.72
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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