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《ネタバレ》 ヒックとドラゴン3部作の完結編ということで、非常に良かったです。
第1作の最大の懸念がようやく解消されましたし。 なんか、今年は主人公キャラの背景を掘り下げる系の話がやけに多くて何なんだて感じなのですが、ドラゴンの多様な生態系を独自に創作したこのヒックとドラゴンこそ、ぴったりのテーマだったなあと、あの目くるめく美しい世界が見られただけで眼福でした。正直、ドラゴンの生態と、多彩で美しい世界が見られればストーリは割と何でもいいかなっていう話と認識してるので(何となくハッピーに終わってれば)、まったく期待してなかったのですけど、3部作の結末としてきっちり〆てきたので、ちょっと、おおおお! ってなりました。 メインの話は、悪役が薄いっていうか、いや、設定だけ見てると結構ハードで極悪な敵だったと思うんですけど、因縁のある一番の相手がドラゴン(しかも、本作の設定では知性レベルが現実のペットくらいな感じ)なので、深い話を展開する余地がなくて、かといって悪役側から因縁の暗い話をネチネチやるのも作品の明るい傾向と合わんしで、結局薄く描かざるを得ないという感じでした。いちおう大艦隊でスケール感を出そうとはしてましたが…… トゥースの求愛ダンスとか、その辺の生態が詳細に描かれてたのは非常に面白かったです(トゥースが人間世界に慣れ過ぎて、ドラゴンのそういう決まった踊り方なりアプローチの仕方が全然分からなくて困るのを、人間のヒックがどういうわけかフォロー(笑)するところとか)。 【sim】さん [映画館(吹替)] 8点(2019-12-28 10:03:55)
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