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サウルの息子 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 サウルの息子
製作国ハンガリー
上映時間107分
劇場公開日 2016-01-23
ジャンルドラマ,戦争もの,歴史もの
レビュー情報
《ネタバレ》 最初から最後まで続く緊張感に引きこまれた。
特筆すべきところは少ない。アイディアや筋書きも既視感のあるものだし、露骨に詩的なカットも存在しない。
だが各シーンの造形の上手さが、そこらのリアリスティック"コント"とは違った切迫感を表現していた。
起承転結のような流れはない。ある一線が最初から最後まで図太く引かれる。
最初の5分も最後の5分も、劇中から抜き出した任意の5分と同等の価値をもつ、それだけの濃密な表現を成し得ている。
この無個性の良品、そして手に持ったオルゴールのような実感を伴う重たさ。
2015年に作られた作品にしては古典的な匂いが強すぎるきらいはある。絶賛するには地味すぎて、批判するには上質すぎる。
筋書きの分かりやすさから、アカデミー賞を受賞してしまったが、分かりやすさを追って見る場合この作品に魅力は感じない。
浅田荷葉さん [DVD(字幕)] 8点(2019-04-19 20:06:41)
その他情報
作品のレビュー数 20件
作品の平均点 5.65点
作品の点数分布
015.00%
115.00%
200.00%
300.00%
4315.00%
5210.00%
6420.00%
7630.00%
8315.00%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 2.13
このレビューの偏差値 55.19
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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