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《ネタバレ》 欲望についての小さなテーマと神聖な土地の描出。
だがそれ以上に、「映像そのもの」の映画であった。 トロッコのあたりのシーンなど、いつの日か見た夢を想起した。 タルコフスキー作品としてみればテーマも舞台も小粒。 とはいえビクトル・エリセなどもそうだが、映像自体の素晴らしさや切り詰め方、 長回しの生む効果への意識など、根源的に他の監督の作品とは作っているものの質が違うことを感じる。 個人的に面白かったのは、「連想を持たない音の羅列がなぜか感動を生む」という音楽への意見。 なまの抽象性のまま感情に迫るバッハ好きのタルコフスキーらしいセリフだ。 ロマン派以降の音楽は大抵連想に頼っているように思う。 【浅田荷葉】さん [DVD(字幕)] 8点(2019-03-26 20:21:21)
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