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リヴァプール、最後の恋 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 リヴァプール、最後の恋
製作国
上映時間105分
劇場公開日 2019-03-30
ジャンルドラマ,ラブストーリー,実話もの
レビュー情報
《ネタバレ》 メインの2人は、それぞれ演じる俳優と大差の無い年齢であったようだ。つまりは本当に30近い年齢差があったということで、その点でもこれが非常にリアルな「質感」であるのだろう。アネット・ベニングは流石の大女優らしく(年甲斐も無く)色気を纏うのも自由自在で(『20センチュリー・ウーマン』で枯れ果ててたのとは大違い)、物質的には年相応に老け込みながらも鑑賞者の脳内イメージにはかなり若く映ると思う。実話とはいえ、一見は確かに無理のあるカップルながら、この妖艶で美しいグロリアならもしかすると…という意味でも、そこそこ話に真実味を持たせるのに成功している作品だと言える。

そして、それ故に本作の一番のキモであるふたりの愛にも、ひとつの真実が宿るように見えるのだろう。真実の愛、たとえ刹那的に重なり合っただけの人生だったとしても、過ごした時間の長さを超えて別れがそれを永遠にする、そんなこともあるのかなあ、と。個人的にはテーマ面でまあまあ共感できたし、その意味ではそこそこ心地好かった。

とは言え、出会って、愛し合って、別れて、でもそれは実は病気の所為で…そして再会したふたりを、死が分かつ(ジ・エンド)。と、僅々50文字で完璧に説明できてしまう内容の軽さは、率直に少し物足りない鑑賞後感を生んでいる(特に、ホントにただお別れして終わりなだけのラストには、正直拍子抜けた)。ことベニングに関しては、前述どおり個々の演技も相当に良質なのだけど。
Yuki2Invyさん [DVD(字幕)] 6点(2020-04-11 01:51:03)
その他情報
作品のレビュー数 3件
作品の平均点 5.67点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.47
このレビューの偏差値 65.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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