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デンジャー・クロース 極限着弾 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 デンジャー・クロース 極限着弾
製作国
上映時間118分
劇場公開日 2020-06-19
ジャンルアクション,戦争もの
レビュー情報
《ネタバレ》 ベトナム戦争に参戦したオーストラリア軍の戦歴に残る最も過酷な戦闘「ロングタンの戦い」を描いた戦争アクション。米軍その他の圧倒的な航空戦力・砲兵戦力に対抗するべく北ベトナム軍が採ったのが、至近距離での歩兵戦に持ち込むという捨て身の戦術「ハグ・ザ・ベルト」である(ボクシングでいうトコロのインファイト、或いは極真ルールの空手の試合のよーなもんですかね)。その結果、ロングタンでは大部隊に包囲されたオーストラリア軍小隊が至近爆撃(自部隊の居る座標への砲撃:デンジャー・クロース)を要請するに到ったという。確かに、非常にシビアな状況だと言えますね。

ですがコレ、結局のトコロはベトナム軍の陽動に引っ掛かって豪軍が釣り出された(で伏兵に叩かれた)というコトですかね?んで、現場に請われるがままに至近爆撃を実施するも、その影響で通信が途絶するや小隊全滅と判断して置き去り撤退を命令する、というのも、何とも場当たり的でテキトーな差配に思えます。挙句「そんな命令に従えるかェ!」となってアッチャコッチャで好き勝手やり出す、というのは、ここまで来るとコレ史実なのですか?という感じですね(この手のによくあるポンコツ指揮系統)。イマイチ緊迫感が維持されないままダラっと観終わりましたが、ラスト、結局戦死者は108人中18人だった(え、もっと死んでなかった?)というオチからしても、率直に色々と少し「盛った」映画な気がしてます。別にそんなにつまらなくもないですが、ひたすら這いつくばっての銃撃戦(+砲撃)が続くので、ちょっと食傷もしてきますし。

もう一つ、非常に重要なコトなので最初に言ってもよかったのですが、今作はなんとロケ地がオーストラリア国内なのですよ。つまり、その戦場というのはジャングルではなくて、カラッと乾いた雑木林!だという。こ~れは…中々大胆なコトを………まあ、ハリウッドのA級作品ならいざ知らず、世界の色々な映画を楽しむためには「ソコは言わないお約束」というのも比較的大事だとは思いますケド。
Yuki2Invyさん [DVD(字幕)] 5点(2021-03-21 02:35:28)
その他情報
作品のレビュー数 4件
作品の平均点 5.50点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.50
このレビューの偏差値 30.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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