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《ネタバレ》 テーマはもろもろの「感情」とのコトらしいのですケド、その意味ではなんかみんなソコが実に希薄な…とゆーかミョ~に全員「大人」なのですよね(17歳って設定の玉城ティナちゃんも含めて)。ただね~、本作はぶっちゃけ、中で肝心な吾郎ちゃんのその有様をどう見るか・捉えるか、という映画だ…て様にも思われますね。役柄には合ってたとは思うのですよ。特にまたその格別で絶品に「大人」な感じとゆーか、端的にもう「枯れてる」とゆーか、そーいう欲求なんてもう残っちゃ居ない…みたいな感じが、ですね(コレって、思えば草彅クンも若干そーいう感じがありますかね)。
でもね~、その「悩みにならなかったのが悩み」みたいなコトとはゆーて、そーは言ってもやっぱしそのココロの奥底には何らか感情が根付いてるハズ(or「べき」)ではねーのかな、と(私のよーに)思ってしまうと、じゃあソレがソレとしてチャンと伝わって・表れて来ていた…て風にはどーにもあんまり見えていなくて、だから最後にティナちゃんの元彼がズバリ言ってた様に、私には(サイコパスという言葉を敢えて避けるならば)彼はやはりちょっと「変わった」人だったのだな、という感覚に辿り着いたトコロ迄で映画が終わってもーたのですよね。そーなると、コレって結局ナニが描きたかった作品なのかな…とも少~し思ったりなんかもして(=やや「肩を透かされた」感もあるな、つーか)。 まあでも、その大人たちの「大人な振舞い」には、どちらかと言えば間違い無く共感の方が強いのですよ。私も単純に加齢によって感情のメリハリも薄くなってきてる…という実感はあるのですし(恋愛絡みなんて尚更)そもそも「大人に為るコト」のひとつの側面としてのその「感情のコントロール」てヤツの重要性なんてのは痛いホドに分からされてる、とゆーか。ただコレも、ソレでもやっぱり何らか一枚上手な人ってのは、ただ感情を抑制するのではなくて必要であればソレを高めて利用できるという人だとも思いますケドね。んで、そーいう(ある種業務上の)テクニック的なコトでなくたって本作でも多少、ソコでは「悲しいフリくらいはしてやれよ…」と思わん箇所もあったのでして。結論、色々と悩んでこの評点とはしますケドも、映画としては十二分に面白みは有るヤツだった(≒興味深かった・思考をくすぐられた)とはお伝えしておきたいですね。 【Yuki2Invy】さん [映画館(邦画)] 6点(2022-11-22 12:52:27)
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