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《ネタバレ》 ヤバいねコレ。私としては、前年の『大怪獣のあとしまつ』にも匹敵するってクラスだと思われてしまいましたよ(⇒殊に、内容「以外」は・役者とかセットとか小道具とかの質にはメッチャ金掛けてつくり込んでるってトコなんか瓜二つだとも思われましたよ)。こんなモンを毎年毎年つくってるよーだと、流石にちょっと憂慮せざるを得ません。俳優さんが可哀そうですよ。
ゆーて、映画自体の大筋とゆーのは非常にオーソドックスなコトだった様にも見えて、だから過去のサンプルだってしこたま有るだろーし、加えて肝心な綾瀬はるかさんの魅力だってコレは十二分だったと思うのですよ(+アクションも綾瀬さんの個別の部分に関してはまずまずだったと思ったりもしますよ)。ただ、原作は600ページを超える長編・かつ国家的陰謀に関わる歴史サスペンスだったってコトなのでまま複雑な内容だったのだろうとは思えて居て(⇒原作未読)だから映画化にあたっては諸々の調整・端折りと(多分大幅な)改変も在ったのだろうとは思うのです。でも、それでも、何故にここまで支離滅裂な・リアリティの皆無なこんな内容に化けてしまうって必要性があったのでしょーか?個人的には、冒頭からの大立ち回りの後、どー考えても陸軍が血眼で二人を追っかけてるって状況でフツーに東京(玉の井)に平然と戻って来て、で案の定ファランクスみたいなのがやって来て街中で大戦闘おっ始めた⇒ケドほぼ無傷で済んだわラッキー!のトコロで既に完全にココロが折れてしまいました。こんなんモ~、リアリティでもナンでもないファンタジー=大正ロマネスク的なナニか、としか言えねーですよ(⇒多分、魔法を掛けないと鉄砲の玉が真っ直ぐ飛ばせないって世界観なんでしょーね+んで最後まで観てたら綾瀬さんはやっぱリジェネ重ね掛けしてるとしか思われないって有様だし…)。 もう一つダケ、コレは冒頭・始まった瞬間からも気になりまくってましたが、とにかくテンポが悪くてタルくて我慢が出来ないって映画だったのもどーにかして欲しかったですね(⇒コレも結局最後まで、全く完全に一貫してアクションのテンポ・間合いではなかったかなと)。コレまた多分、アクションのみならず内容に描くべきモノがチャンと在る(=少なくとも原作には在る⇔ケド実際には映画には無い)という解釈に基づいての明確なる方針なんだろーな…とは思うのですケド、ちょっと流石に機能してないよコレ!と。その所為で、2時間を優に超える大長編なのに内容は斯くの如くスカスカの薄っぺらで⇒ソコに更にプラスしてその長時間がホントに唯々かったるいダケの映画になってもーてたと思っちゃうのですよね。私は正直、観終わるのに二晩掛かりましたよね。 何となく、綾瀬はるかさんは去年おととしと何か「勝負」を掛けて来られてたのかな…という気もしてましたが、少なくとも映画の分野においてはかなり残念な始末になってしまったという感がありまして、ソコは私も至極残念なのです。最初に述べたとおり、他の方々についても、やはりソコが最も哀しまれるのですよね⇒鈴木亮平さんなんて、哀しいを通り越してモ~痛々しかった…(コレじゃあ続編なんて絶対あり得ないだろーし…) 【Yuki2Invy】さん [ブルーレイ(邦画)] 3点(2024-06-23 12:26:38)
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