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ANORA アノーラ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ANORA アノーラ
製作国
上映時間139分
劇場公開日 2025-02-28
ジャンルドラマ,コメディ,ロマンス
レビュー情報
《ネタバレ》 確かに、非常に面白く観れたコトには間違いはなかったのです、が、思ってたのとは少し違った…とゆーのもまた確かで、観終わってみるとかなり純然たるコメディだったって結論、なんすよねコレ…(且つ、今作の場合でその頭に「ロマンティック」って付けちゃうのは、それもそれでまた個人的な感覚からはちょっとズレて来るなと言いますか…)

また、基本、マトモな人間がほぼ出て来ないってタイプのコメディでもあり、そのイカレっぷりからすると(寧ろ)主役のアノーラちゃん(+終盤にかけてはイゴール君)の方が結局は真人間に見えて来る…みたいなヤツだとも思うのですね(⇒とは言え、アノーラちゃんだってあ~んなクソガキに=こ~んな典型的なる与太話にまま真剣になっちゃってる辺りには、まだまだ「若さ・青さ」も強く感じ取れるな、とは思うのですケドね)。ソコで、そのアノーラちゃんに付与されて居るある「属性」にフォーカスすると(とゆーかフォーカスせざるを得ない状況からすると)、一般的に「蔑まれる」様な存在の彼女であっても、そうされるべきは(実は)彼女の方ではなくて「世界」=我々の方だったのだ…みたいなのこそが、やや現代にも通じるってテーマなのかとも思えて来ます。が個人的にはそれすらも、在り来り…とゆーか最早ちょっと「古臭い」とすら思っちゃったりもしますかね(⇒それこそこちとら、ロマンポルノやらナンやらでそーいうの散々に観てきてますからね)。監督が、主演のマイキー・マディソンに、役づくりの為に『女囚さそり』の鑑賞を勧めた…と聞いて(少なくとも私は)然も在りなん…と思ったトコロです。

ただ、前半のロシアのバカボンの乱痴気騒ぎ(⇒主人公が、急速に目まぐるしく「夢でも見てる」かの様に異世界に足を踏み入れていく様子)の極上のテンポ好さ、からの、中盤のドタバタ(ドッタバタ)コメディのキレ味、そして、個人的には映画の締め括り方=電池が切れたかの様に静かに(雪の降る中に)終わっていく感じも、また絶妙だったな~とは思ったのですよ(流石に私も観てて疲れちゃってました⇒なのでラス前、アノーラちゃんとイゴール君がまったりしてるトコロなんか凄くホッとして観れてました)。根本的なお話の内容もごくシンプル、且つテーマもやや使い古された様な…作品かとも思うものの、他方、演技・演出には特筆すべき見ドコロが在った…という(コレも)シンプルにテクニカルな映画だったとは思われましたね。やや高めに寄せてこの評価とさせて頂きます。
Yuki2Invyさん [映画館(字幕)] 7点(2025-03-15 18:57:50)
その他情報
作品のレビュー数 7件
作品の平均点 7.14点
作品の点数分布
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6114.29%
7457.14%
8228.57%
900.00%
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作品の標準偏差 0.64
このレビューの偏差値 46.50
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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