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《ネタバレ》 「ムーラン・ルージュ」って、むかし勝手になんかエロい言葉かと思ってました(スイマセン)。赤い風車、その名を冠するフランスの有名なキャバレーの誕生物語で、歌と踊りを交えつつ進行する構成はミュージカル風、と言ってよいだろう。その分(というのもなんだが)話の内容はかなり他愛の無いラブ&ドタバタ・コメディ風で、ここは気楽に観流してしまっても構わない、といって過言ではない。
圧巻はラストのフレンチ・カンカンである。映画がカラーになるのを待ちかねてました!という様な超絶カラフルな色彩の美しさ、跳ね上がる足の躍動感、弾ける女たちの笑顔。狭いホールに詰め込めるだけ詰め込んだとゆーようなそのギュウギュウなごったまぜ感は、正に一杯に宝物の詰まった宝石箱とでも言うか、実に見事。素晴らしきエンターテインメントの殿堂を時空を超えて仮想体験できる。 カンカン以外にも、ちょいちょい入る歌や舞台芸が結構クオリティ高かったのも印象に残る。4人ほどの歌手がちょっとずつ歌っていく中で唐突にエディット・ピアフ登場(ああ、残り3人も俺が知らないだけでさぞかし高名な歌手なのだろう、と)。あと『天井桟敷』のジャン=ルイ・バローみたいなパントマイマー?が出てきたと思ったら、やるのはなんと口笛、これが巧いコト!(どうやったらあんな澄んだ音が出るのやら) 【Yuki2Invy】さん [インターネット(字幕)] 8点(2020-07-23 17:22:48)
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